【フィルム・レビュー】ILFORD HP5 Plus 400の特徴と作例

ILFORD-HP5 フィルム

今回は、ILFORDのHP5 Plus 400についてご紹介していきます。

まず、このフィルムはモノクロです。

実は、正確にはモノクロフィルム ではなく、黒白フィルムとのことです。
英語でもモノクロではなく、「black and white」もしくは「B/W」と言います。

当たり前ですが、色は黒と白とグレーだけです。

その3色の美しさやグラデーションで写真の良し悪しが変わります。

ILFORD HP5 Plus 400とは

このフィルムは、イギリスのILFORDが販売するISO感度400のフィルムです。

ILFORDは、昔からフィルムや写真印画紙などの有名なメーカーでした。

しかし、多くの会社と同様にデジタルカメラの普及で破産しました。

破産後は、HARMAN TECHNOLOGYハーマン テクノロジー社の傘下に入りました。

その後もモノクロ(黒白)の写真フィルムや印画紙などを中心に世界中で商品を販売しています。

個人的な印象ですが、他の多くの会社(富士フイルムなど)は生産終了や価格の上昇など後ろ向きな姿勢である一方で、
このILFORDはフィルム文化の波に乗ろうという前向きな印象があります。

そんなILFORDのHP5 Plus 400ですが、非常にトラディショナルなフィルムです。

現代的な微粒子ではなく、美しい粒状感を持つフィルムです。

ライバルとしては、Kodak 400TXでしょう。
このライバルが凄すぎる感もありますが…

しかしいずれにしても、モノクロフィルムのISO400における代表的なフィルムの1つです。

ILFORD HP5 Plus 400の特徴

それでは、このILFORD HP5 Plus 400の特徴を見ていきましょう。

タイプ黒白価格安い←→高い●●○○○
メーカーILFORDコントラスト●●●○○
ISO400ラティチュード ●●●○○
フィルムサイズ35mm, 120, 4×5, 8×10粒子感なめらか←→ざらざら●●●○○
スペック表

特徴1: フィルムらしい粒状感

このフィルムの1番の特徴は粒状感でしょう。

粒状感は、写真のざらざらとした感じのことです。

このざらついた印象こそが、フィルムらしい写真になります。

その意味で、このフィルムはフィルムらしい写真が撮れるフィルムです。

特徴2: 豊かなグラデーション

モノクロ写真は、光の強さによって白から黒になります。

この白からだんだん黒になっていくことが、グラデーション(階調)です。

このグラデーションは、モノクロ写真の美しさの重要な要素にもなります。

そして、このフィルムはグラデーションが非常に豊かです。

なめらかに白から黒に変化していきます。

特徴3: ちょうどいいコントラスト

コントラストとは、写真の明るいところと暗いところの差のことです。

極論ですが、モノクロ写真でコントラストが最も激しい時は、黒と白しかない状態です。

このフィルムは、コントラストが激しいわけではありません。

他のフィルムと比較しても、コントラストは普通といった感じです。

これにより、暗い部分がつぶれることがないです。
(もちろんラティチュードが大きいということもあります)

ILFORD HP5 Plus 400の作例

晴れの日

くもりの日

夕方

屋内・少し暗い場所

まとめ

このようにILFORD HP5 Plus 400をご紹介してきました。

フィルム写真らしく、美しいモノクロ写真を撮ることができます。

価格も比較的安いので、モノクロの入門としてもおすすめです。

ではでは。

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